天鳳の牌譜から37
ツクツクボウシやヒグラシの鳴き声が聞こえることが多くなり、いよいよ夏も終盤に入りましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか
こんちには、切り札です
アブラゼミやクマゼミの鳴き声はうるさくてあまり好きじゃないですけど、ツクツクボウシはおもしろい鳴き声で、ヒグラシは情緒あるきれいな鳴き声で好きです
子供のころはツクツクボウシの鳴き声が聞こえ始めると、もうそろそろ楽しい夏休みも終わりかーと子供ながらに感傷に浸ったりしてました
上図は東2局4本場2着目南家の4巡目ドラは5s、4pを引いてきたところです
序盤の何気ない牌姿ですが、ここでは何を切りますか?
牌効率通りの打6s、シャンテン数は落とさずにドラ受けの6sを残す打7mあたりがぱっと浮かびます
しかし、実戦ではおもいきって97pをはずしていきました
その理由としては、リーチのみ愚形の聴牌にはしたくないというのと、巡目が早いので打点の可能性をみたかったことがあります
速度は落ちてしまいますが、リーチのみ愚形聴牌がうれしくないという前提でみればそこまで速度が落ちるわけではなく、うまくいったときだけ前に出ようかなという気持ちでした
ただ、ピンズの一通もみえそうなので打7mと迷いましたが、一通になる場合はイーペーコーの目が消えるということと、97p落としだと2巡ツモの様子を観れるのでそちらを選びました
6巡目、4mを引き打2sで七対子もみえてきました
8巡目、ここで待望の7sをひき、打点の可能性がみえてきました
打牌の候補は4mか7mですが、4mを切ると、メリットのはずの8mツモがイーペーコーが消えてしまうのもあって、ここは完全1シャンテンを目指す打7mとしました
また、打7mなら七対子の目も残ります
10巡目、これまた待望の2pを引き入れ、打4pとして盤石の1シャンテンになりました
14巡目、時間がかかりましたがここで3mを引いてようやく聴牌
そして、ドラの5sをツモれました
4巡目の時点でこのあがり形を理想として考えていましたが、まさにその構想通りのあがり形になってくれてかなりうれしかったです
中盤になってくると時間の猶予があり、打牌も決まってきますが、最序盤だとまだ時間に猶予があるので、ある程度は打点の可能性を追うようにしています
自分がこの手をどうしたいか自分の意志で手組ができるので、おもしろいところでもあり、また難しいところでもある気がします
基本的には、どうやったら満貫ができるか、そして打点を作るのにかかる速度ロスのコストがリターンみあっているかを中心に考えるとうまくいきやすいように思います