天鳳の牌譜から31
こんにちは、切り札です
4月もおわりに近づき、だいぶ暖かくなってきましたね
暖房も冷房もいらないちょうど良い気温で個人的には大好きな季節です
しかし、天鳳の方はどうやら冬の期間に入ってしまったらしく、最近めっぽう調子が悪いです
段位も先日ついに八段に降段してしまいました
目標の十段からは遠ざかってしまいましたが、降段も通過儀礼のひとつだとおもってまた頑張りたいと思います
上図は上家が中を鳴いて打白としたところです
今回はこの上家の仕掛けに注目したいと思います
まず、2pより2枚切れの白を残していたことから、ピンズ下は持ってなさそうです
また、ターツレスだと2pは残すはずなので、形もある程度は決まっていそう(十分形)ですね
7巡目、上家が5pをチーして打4mとしました
ターツレス形ではないことから、おそらく4nの周りを何かしらの形で持っているのでしょう
次巡、手の中から2mがでてきました
この手出しは大きな情報なので必ずチェックします
上家は前巡5pチー打4mなので、5pをチーした時点で24mを持っていることがわかり、4m切りが空切りやスライドであることも否定できます
そしてその次巡に打2mということから考えられる形は、
①単純な24mターツはずし
②1124mから打4m、次巡打2m
③5mとのスライド
④2m空切り
この4つですが、このうち②に関しては3巡目に打1mとしていることから否定できます
さらに次巡、上家が8mチー打東としました
もし先ほどの、③5mとのスライドのケースだと、打2mの時点でマンズを234567mと持っているはずなので、そこから打2m→8mチーはおかしいですね
ですので、③の2mスライドのケースは否定できます
また、④2m空切りのケースだと、8mチーした直後の形が
234m東+X
このかたちから東を切り、X牌単騎待ちとなりますが、それなら前巡に2mを残すはずですし、そもそも4巡目に打2pとして形はある程度決まっていたはずなのにこの形というのもおかしいですね
ですので、④の2m空切りも否定できそうです
となると、42m落としは①の単純な24mターツはずしだったことがわかります
42m落としによってわかることは、たとえば69m待ちがないことなどですね
仮に69mが刺さるとしたら
246778m
この形から42mを落としてシャンテン数を落としたことになりますが、9mがすでに3枚も場にみえてるのに6778mの形を残すのはかなり不自然です
そして、上家が愚形聴牌の場合、4巡目の時点で24mターツと合わせて少なくとも具形ターツを2つ以上持っていたことになりますが、それなら3p引きの両形変化をみて2pを残しそうなので、上家の待ちは良形の可能性がかなり高そうにみえます
上家の待ちは14s25s36s47sあたりが本命だとおもいます
とおもっていたら、本命のひとつの1sを引いてきてしまいました
1sで放銃しても打点は安そうですが、自分の手も1シャンテンですのでとりあえずおいておきます
上家はほぼ間違いなく聴牌なので、この1sが切り遅れになってしまう可能性はなく、聴牌勝負の牌にし、他家が先に切ってくれる可能性などにも期待しました
下家が3s2sを通し、いよいよ1sが危険になってきました
また、32sを切ってくる下家も警戒する必要がありそうです
ここまでくると、1s縦びいたときくらいしか聴牌にとりたくないなとおもっていたところ、下家のツモで決着がつきました
ちなみに上家の手は
4巡目、発が重なり6ブロックのところから打2p
中ポンの後、5pをチーして42m落とし
2mと東を入れ替えた後、8mをチーして14s聴牌、打点は2000点でした
ターツ落としが入るといろいろな可能性を除外できます
そして、鳴き手だとターツ落としを断定できるケースが多いので手牌読みしやすく、対応もしやすいです
逆に言えば、鳴き手に対してはそういった情報を見逃さないように常に注視する必要がありますね