天鳳の牌譜から16
こんにちは、ヤナギウチです
梅雨がそろそろ明け、もうずぐ真夏になりますね
もうすでにかなり暑いですが、今年の夏は特に暑くなるらしいので熱中症などには注意が必要そうです
上図はオーラス2着目南家の1巡目です
3着目の下家とは3200点差、ラス目の上家とは3400点差です
天鳳においてはラス回避が非常に重要になるので、この局の方針としては、3900点以上を振らないこと、流局時1人ノーテンにならないこと、この2つを最重視しながらあがりを目指すことになります
上家か下家のどちらかにまくられての3着終了は仕方なし、2着了できればラッキーくらいのスタンスで手を進めていこうと思っていました
4巡目、下家が9sを切りました
自分の手は456の鳴き3色もみえますが、本命は西ポンでしょう
あまり面前であがれそうな手ではなさそうです
となると、この9sはポンして西バックで進めた方があがりへは早いです
しかし、実戦ではスルーしました
その理由は、9sから鳴くと、この次に西をポンした形が守備に不安があったからです
9sポン打3mとし、次に西が出てポン打4sとすると以下の形になります
1シャンテンではありますが、仮にここで誰からリーチが入っても安牌がない状態になってしまいます
点棒状況的に、対面の親はあまり前には出てこないとは思いますが、ラス争いをしている上家と下家は必ず前に出てきます
その上家と下家の安牌がないまま手を短くするのはリスクが高いと思い、9sからはスルーすることにしました
次巡、上家が発ポン打7sとしました
実践ではこの7sからはポンしました
これなら下家に対して安牌かつ、上家に対しても比較的安全(仮に9sで刺さったとしても安めで2000点以下になる可能性が高い)な9sを2枚残したまま手を進められます
ただ、7sポンするとドラの6sが出ていく可能性があるので、67sと使い切るつもりでもっと安全に7sスルーもありだったかもしれません
この7sを鳴くかどうかはかなり微妙なラインのような気がします
6巡目、上家が6mを手出ししました
3、4巡目に89mを払っているのにここで6mが手の中から出てくるということは、手の中にマンズのブロックがあることがほぼ確定しました
おそらく566mか556mが手の中にあったと思われます
将来的に上家に47mが危険になりそうなので警戒が必要そうです
同巡、6pポン打7pが入り
次巡、上家が7mチー打3pとしました
そのまた次巡、上家がツモ切りした5sを自分がチー
4pは上家に切れないということで56mを落としていきました
そして気になるのは対面です
上家にかなり危険な2pを手出ししています
その前の7mもそうですが、上家に対して差し込みしているかもしれません
対面は3900点を放銃すると西入してしまうので、もし差し込みをしている場合、ドラの6sをアンコもしくはトイツで持っている可能性があります
もし対面がドラ6sをトイツ以上で持っていた場合、上家の打点は2000点以下がほぼ確実になります
11巡目、上家が2pをツモ切りしました
2pが通っていて、1pが河に見えていて1pと何かのシャボの可能性も低いので、上家の待ちはほぼほぼ14pとおもわれます
問題は上家の打点が何点かです
1000点の可能性は高いですが、6sがまだ1枚しか見えてなく、上家が5巡目に発ポン打7sとしていることから6sを雀頭で持っている可能性は捨てきれません
もし3900点だった場合、放銃するとラスになってしまいます
上家に差し込みにいってそうな対面がドラの6sをトイツ以上で持ってる可能性も十分ありますが、対面が14pを差し込んでくれる可能性もあるので、現状は4pは出さない方針でいきました
もし流局間際までいき、流局ノーテン罰符でラスになる可能性がでてきたらそのときは上家に4pを差し込もうと思いました
次巡、9sがでてポンし、聴牌をとることができました
このあとは、対面が4pを差し込んで終局し、2着で終了することができました
対面は6sをトイツで持っていましたね
この局は迷ったところもありましたが、状況判断などそれなりにうまくいったような気がします